ヒョウモントカゲモドキの生き餌 ミルワーム編
ミルワーム。
ミルワームと言っても、いくつか種類があって、その中でチャイロコメノゴミムシモドキという種類でお話しさせてもらいます。
こいつは非常に安価で、レオパの他にもインコなどの鳥類、ハムスターなどの齧歯類などの餌としても比較的ポピュラーな虫ですね。
もちろんレオパの食事として与える事もでき、非常に優れた餌昆虫だと私は思っています。
1、とにかく安価で入手が容易。
鳥類小動物を扱っているお店ならばほぼ確実に置いてあり、安ければ200円程度で購入できてしまいます。
2、キープがくっそ楽
前回のブログで書いたとにかく死ぬフタホシ君と違い、こいつらはくっそ適当に管理しても問題が無いです。
むしろ勝手に成長してしまうのが問題となるくらい簡単にキープ出来ます。
更に臭わない、うるさくないというフタホシ君も見習って欲しいものである。
3、好みはもちろんあるが、ワーム系の味を好む子が多いのか食いつきが良い。
むしろミルワームなどは趣向性が高すぎて他の餌を食べにくく成るという話も耳にします
ですがそんな、ミルワームで調べて出るのは
ミルワームは主食には向かない
リンが多くカルシュウム不足になる
消化に悪い
クル病になって取り返しがつかなくなる
などなど言われ、非常に評判が良くなく。
特にリンは多すぎるとカルシウム不足を引き起こすので良くないとされています。
リン自体は人間も必要とする栄養素で、歯や骨を作るのに必要なのですが
これが多いと、リンを消費するためのカルシュウムを骨や歯から取り出すので骨が溶けたり痩せたりするわけです。
コーラを飲むと歯が溶けるという話を聞いたことがあると思いますが、それはリン酸を使うために歯や骨のカルシウムを取り出した結果に起こる現象なんですね。
よく言われるリンはカルシウムの吸収を阻害すると聞きますが、実際の所はカルシウムを消費してしまうというのが正しいです。
なのでカルシウムをしっかりと与えるのならば問題はありません。
大事なのはカルシウムとのバランスなのです。
実際、海外のブリーダーさんはミルワームをメインにして育てている方が多く
むしろ、コオロギなどをメインで与えている日本の方が珍しいとまで言われています。
日本人の性質として先人達が言うことを信じ、後を追っていくというのがあるのですが
いろいろな方がミルワームは向かないと言っているのが段々とミルワームを上げると病気になると誇張されてしまったのでしょう
決してミルワームは危険な物ではないです。
海外のブリーダー達から輸入したレオパが元気なのを見れば一目瞭然です。
ですが、ただ買ってきたミルワームを食べさせ続けるのなら話は別です。
確実に栄養が偏り、最悪クル病を発病させてしまいます
ミルワームを与える前には必ずガットローディングを行って必ずミルワームの栄養状態を良くしてから上げることが非常に大事です
まずペットショップやホームセンターで売られているミルワームは、カップいっぱいにふすまという小麦の籾殻を敷き詰めた入れ物で200円~500円位で販売されています。
このふすまと言うのは籾殻なのですが色々な栄養が残っていて良い餌なのですが、これだけではミルワームは多くの人が言う栄養が偏った状態にしか成長することが出来ません。
買ってきたミルワームを何かに開けてみるとわかるのですが、結構な数が黒く変色して死んでしまっています。
中には原型を残さないものもあると思います。
その多くの原因は栄養不足に依る共食いが原因です。
床材&餌として一緒に入れられているふすまは確かにビタミンやミネラルが豊富なのです。
しかし所詮は小麦の殻、カロリーが非常に低くてダイエットに良いとされるだけあって体を作るのに必要な栄養が足りていないのです
特に、動物性蛋白が不足していて、代わりになる糖分もほとんど無いとなってしまえば直ぐ側に居るタンパク質を摂取しようと共食いを誘発させてしまいます。
その結果、怪我をしたミルワームは死に他のミルワームにそのまま捕食されてしまうのです。
そんな栄養不足なミルワームなど上げてしまえば、大事なレオパも栄養不足になるなんて当たり前のことです。
ですので、上げる前には一週間程度は飼育して大きく栄養満点に育てましょう。
まず、購入してきたら百均などのザルを使いミルワームを古くなったふすまから取り出し
さらに死骸や脱皮した殻などを全部取り除き、生きたミルワームだけにしましょう。
死骸は腐敗してしまうと臭いの原因になったり、ミルワームの健康に影響をだす可能性があるので必ず取り除きましょう。
そもそも共食いはあまり健康に良くない行為ですしね。
購入してきたカップでも飼育やキープは容易に出来るのですが、やはり狭いと共食いを誘発するので300円程度で買えるプラケースや、ダイソーなどにあるプラの小さい米櫃を用意してあげると良いです。
ただ、百均のタッパーなどの昆虫飼育ようではない入れ物の場合は穴を開けるなどして通気性を良くしてあげてください。
ミルワームは乾燥を好み、湿気をあまり好みません。それに湿気はダニやコバエの発生原因になり、餌兼床材を腐らせます。
買ってきたケースに
パン粉・きな粉・好みでカルシュウム剤を適量を混ぜたものを親指の第一関節程度の厚さに敷き詰め
そこにふるい分けたミルワームを投入し、これで飼育環境は完成です!
あとは栄養価の強化のために野菜などを投入するのですが
注意する点としては水分量と入れる餌の量です。
たくさん入れてしまうと野菜などの水分を床材が吸い腐らせてしまったり、最悪ミルワームが窒息してしまいます。
なのであまり沢山入れないことがだいじです。
入れる野菜の種類は何でも良いのですが、個人的にオススメなのは小松菜やニンジンです。
小松菜は柔らかく食べやすい上に栄養素が豊富で食いつきも良い
ニンジンは根菜なだけあって比較的日持ちしつつ豊富な栄養を保持し、水分も漏れ出しにくいです。
これらだけでも十分なので、上記したタンパク質不足による共食いも大分抑制できるはずですが
やはり動物性蛋白の方が食いつきが良く、大きく育ちやすいです。
キャットフードなどをミキサーなりすりこぎなどで粉末状にしたものをカレースプーン一杯程度を入れてやると良いでしょう。
あとはほっといてももりもり餌を食べて、気がつくと購入した時の倍以上の大きさにそだち、はちきれんばかりになったミルワームでケースが満ち溢れます。
これらにカルシウム剤などを添加して食べさせれば栄養は問題ないと思います。
大体一ヶ月に一回程度床材を変えてあげれば良いのですが、繁殖させるつもりでもなければ、使い切ったらリセットしてしまうのが良いでしょう。
此処に書いた飼育方法は私が調べ考え、今も試行錯誤しながらの途中段階のものです。
多くの方がいろいろな飼育方法で飼育しているので、それらも参考にして自分の環境にあった最適な方法で飼育してください。
大事なペットに与える生き餌ですので。
ペットと同じようにしっかりと育て、大事なペットに与えましょう。
最後に、ミルワームを飼育している私の感想ですが。
とっても面白いです。
餌の食いつきが良く、うるさくも臭くもないって最高ですね!
そしてもう一つ、こいつらが優れている能力がレオパが残した餌やキープ中に死んだ生き餌の処理などです。
もりもり死にやがるフタホシ君はほとんどこいつらがガッツガツ食べてくれて大きく成長して今度はこいつらが餌に成るという
最高に無駄がない流れが作れるので楽しいです。
非常に簡単に飼育やキープができ、残飯処理能力が高いので
コオロギとミルワーム、デュビアとミルワーム
など何か他の生き餌と一緒に飼育すると便利だと思います。
それに多くの種類の餌を食べる方が何かと便利ですしね
ミルワームと言っても、いくつか種類があって、その中でチャイロコメノゴミムシモドキという種類でお話しさせてもらいます。
こいつは非常に安価で、レオパの他にもインコなどの鳥類、ハムスターなどの齧歯類などの餌としても比較的ポピュラーな虫ですね。
もちろんレオパの食事として与える事もでき、非常に優れた餌昆虫だと私は思っています。
1、とにかく安価で入手が容易。
鳥類小動物を扱っているお店ならばほぼ確実に置いてあり、安ければ200円程度で購入できてしまいます。
2、キープがくっそ楽
前回のブログで書いたとにかく死ぬフタホシ君と違い、こいつらはくっそ適当に管理しても問題が無いです。
むしろ勝手に成長してしまうのが問題となるくらい簡単にキープ出来ます。
更に臭わない、うるさくないというフタホシ君も見習って欲しいものである。
3、好みはもちろんあるが、ワーム系の味を好む子が多いのか食いつきが良い。
むしろミルワームなどは趣向性が高すぎて他の餌を食べにくく成るという話も耳にします
ですがそんな、ミルワームで調べて出るのは
ミルワームは主食には向かない
リンが多くカルシュウム不足になる
消化に悪い
クル病になって取り返しがつかなくなる
などなど言われ、非常に評判が良くなく。
特にリンは多すぎるとカルシウム不足を引き起こすので良くないとされています。
リン自体は人間も必要とする栄養素で、歯や骨を作るのに必要なのですが
これが多いと、リンを消費するためのカルシュウムを骨や歯から取り出すので骨が溶けたり痩せたりするわけです。
コーラを飲むと歯が溶けるという話を聞いたことがあると思いますが、それはリン酸を使うために歯や骨のカルシウムを取り出した結果に起こる現象なんですね。
よく言われるリンはカルシウムの吸収を阻害すると聞きますが、実際の所はカルシウムを消費してしまうというのが正しいです。
なのでカルシウムをしっかりと与えるのならば問題はありません。
大事なのはカルシウムとのバランスなのです。
実際、海外のブリーダーさんはミルワームをメインにして育てている方が多く
むしろ、コオロギなどをメインで与えている日本の方が珍しいとまで言われています。
日本人の性質として先人達が言うことを信じ、後を追っていくというのがあるのですが
いろいろな方がミルワームは向かないと言っているのが段々とミルワームを上げると病気になると誇張されてしまったのでしょう
決してミルワームは危険な物ではないです。
海外のブリーダー達から輸入したレオパが元気なのを見れば一目瞭然です。
ですが、ただ買ってきたミルワームを食べさせ続けるのなら話は別です。
確実に栄養が偏り、最悪クル病を発病させてしまいます
ミルワームを与える前には必ずガットローディングを行って必ずミルワームの栄養状態を良くしてから上げることが非常に大事です
まずペットショップやホームセンターで売られているミルワームは、カップいっぱいにふすまという小麦の籾殻を敷き詰めた入れ物で200円~500円位で販売されています。
このふすまと言うのは籾殻なのですが色々な栄養が残っていて良い餌なのですが、これだけではミルワームは多くの人が言う栄養が偏った状態にしか成長することが出来ません。
買ってきたミルワームを何かに開けてみるとわかるのですが、結構な数が黒く変色して死んでしまっています。
中には原型を残さないものもあると思います。
その多くの原因は栄養不足に依る共食いが原因です。
床材&餌として一緒に入れられているふすまは確かにビタミンやミネラルが豊富なのです。
しかし所詮は小麦の殻、カロリーが非常に低くてダイエットに良いとされるだけあって体を作るのに必要な栄養が足りていないのです
特に、動物性蛋白が不足していて、代わりになる糖分もほとんど無いとなってしまえば直ぐ側に居るタンパク質を摂取しようと共食いを誘発させてしまいます。
その結果、怪我をしたミルワームは死に他のミルワームにそのまま捕食されてしまうのです。
そんな栄養不足なミルワームなど上げてしまえば、大事なレオパも栄養不足になるなんて当たり前のことです。
ですので、上げる前には一週間程度は飼育して大きく栄養満点に育てましょう。
まず、購入してきたら百均などのザルを使いミルワームを古くなったふすまから取り出し
さらに死骸や脱皮した殻などを全部取り除き、生きたミルワームだけにしましょう。
死骸は腐敗してしまうと臭いの原因になったり、ミルワームの健康に影響をだす可能性があるので必ず取り除きましょう。
そもそも共食いはあまり健康に良くない行為ですしね。
購入してきたカップでも飼育やキープは容易に出来るのですが、やはり狭いと共食いを誘発するので300円程度で買えるプラケースや、ダイソーなどにあるプラの小さい米櫃を用意してあげると良いです。
ただ、百均のタッパーなどの昆虫飼育ようではない入れ物の場合は穴を開けるなどして通気性を良くしてあげてください。
ミルワームは乾燥を好み、湿気をあまり好みません。それに湿気はダニやコバエの発生原因になり、餌兼床材を腐らせます。
買ってきたケースに
パン粉・きな粉・好みでカルシュウム剤を適量を混ぜたものを親指の第一関節程度の厚さに敷き詰め
そこにふるい分けたミルワームを投入し、これで飼育環境は完成です!
あとは栄養価の強化のために野菜などを投入するのですが
注意する点としては水分量と入れる餌の量です。
たくさん入れてしまうと野菜などの水分を床材が吸い腐らせてしまったり、最悪ミルワームが窒息してしまいます。
なのであまり沢山入れないことがだいじです。
入れる野菜の種類は何でも良いのですが、個人的にオススメなのは小松菜やニンジンです。
小松菜は柔らかく食べやすい上に栄養素が豊富で食いつきも良い
ニンジンは根菜なだけあって比較的日持ちしつつ豊富な栄養を保持し、水分も漏れ出しにくいです。
これらだけでも十分なので、上記したタンパク質不足による共食いも大分抑制できるはずですが
やはり動物性蛋白の方が食いつきが良く、大きく育ちやすいです。
キャットフードなどをミキサーなりすりこぎなどで粉末状にしたものをカレースプーン一杯程度を入れてやると良いでしょう。
あとはほっといてももりもり餌を食べて、気がつくと購入した時の倍以上の大きさにそだち、はちきれんばかりになったミルワームでケースが満ち溢れます。
これらにカルシウム剤などを添加して食べさせれば栄養は問題ないと思います。
大体一ヶ月に一回程度床材を変えてあげれば良いのですが、繁殖させるつもりでもなければ、使い切ったらリセットしてしまうのが良いでしょう。
此処に書いた飼育方法は私が調べ考え、今も試行錯誤しながらの途中段階のものです。
多くの方がいろいろな飼育方法で飼育しているので、それらも参考にして自分の環境にあった最適な方法で飼育してください。
大事なペットに与える生き餌ですので。
ペットと同じようにしっかりと育て、大事なペットに与えましょう。
最後に、ミルワームを飼育している私の感想ですが。
とっても面白いです。
餌の食いつきが良く、うるさくも臭くもないって最高ですね!
そしてもう一つ、こいつらが優れている能力がレオパが残した餌やキープ中に死んだ生き餌の処理などです。
もりもり死にやがるフタホシ君はほとんどこいつらがガッツガツ食べてくれて大きく成長して今度はこいつらが餌に成るという
最高に無駄がない流れが作れるので楽しいです。
非常に簡単に飼育やキープができ、残飯処理能力が高いので
コオロギとミルワーム、デュビアとミルワーム
など何か他の生き餌と一緒に飼育すると便利だと思います。
それに多くの種類の餌を食べる方が何かと便利ですしね
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