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AIイラストは今後どうなるのだろう。

AIイラスト技術がブレイクスルーを迎えた事で業界に激震が走ってからしばらく経過した今。
今後、この革新的技術と絵師さん達は今後どうなるのだろうか。




・大御所イラストレーターがAI仕様疑惑で大論争

 コミックマーケット102で、大御所イラストレーターがAIイラスト疑惑で荒れに荒れたのは記憶に新しい。
 当然、AIイラストであることを否定した上で制作途中の画像を公開して否定したことで大多数はAIイラストではなく、AIイラスト風の現代アレンジされたイラストだというのが大勢ではあるが
 提示された画像にはAI特有のミスやなんやらがあり、やはりAIだと主張する勢力もまだまだたくさん居り、生放送での制作や動画を要求されている。

 実際、制作過程を生放送で配信すればほとんどの疑いを完璧に近い方で払しょくすることが出来るだろう。
 しかし、ラフだけでも数時間、線画もやれとなると更に数時間、塗りまでやれとなると十数時間は必要となり、疑惑を払拭するためだけに数日の時間とアイディアの放出までしなければならないとなると、その負担は決して軽いものではない。

 この労力をただ疑惑の払拭をするためだけに相手に要求するのは当然のこととするかどうかは悩ましい所である。
 疑惑を完全に払拭できるというのは確かに今後の為にもとても大事な事ではあるのだろうが。。。

 今後も数年単位でこのように疑惑と疑惑の払拭を要求するこの状況が続くと考えるだけでも、イラストレーター界隈は非常に面倒な時代になってしまったのだろう。


・本当にAIイラストは悪なのだろうか?


 もはや魔女狩りのような様相を見せているAIイラスト問題だが、一つ間違いなく言える事はこの技術は非常に優れていて活用すれば今まで月単位でかかっていた制作コストが大幅に減らすことが出来る画期的なもので
 様々なイラストを必要とするコンテンツや制作物の製作が容易になるというのは単純にみれば良い点である。
 多くの可能性を秘めるこの技術を現行のイラストレーターから職を奪う可能性があるからと単純に悪といって潰してしまうのはあまりにも惜しい。
 そして問題となったのは技術自体というよりも、その機能を発揮するために必要な学習教材として使われた画像の多くが著作者から許可を得ずに使われ、著作者が長い時間をかけて習得したものを一瞬で盗み取られたことからきている。
 これが例えば正しい形で各自が制作のサポートとして許可された物や自身の製作物で学習させたものだけで運用されていれば最高のサポート機能として手放せないものになっていたかもしれない。

 そう、全ては優秀すぎる機能なため簡単に学習機能を悪用できてしまい、早々に悪用されてしまった事で技術自体が悪と認識してしまった人が非常に多くなってしまったのが最悪の始まりだと個人的には考えている。

 
悪いのは使用者であり、技術に罪は無く。
AIイラスト自体が問題なのではなく、著作権違法が問題なのだ。


・大昔のWinny事件と似通っている部分を感じる。


 当時、革新的技術を用いたファイル共有ソフトWinnyの事を知っている人は今では減っただろがこの騒動を見ている人ならば知っている人はまだ多いと思う。
 私はこの騒動に少し似ている部分を感じている。
 Winnyも当時、P2Pという方法を用いていろんなデータをいろんな人と共有できるという本当に画期的な技術だったのだが
 不特定多数のPCを利用した匿名性の高さから違法ダウンロードの温床となり、今でもゲームや音楽など様々な業界に被害を与えてしまっている。
 しかしやはり、これも悪用しなければ非常にサイズの大きいファイルも同じく利用してる人達と協力することで共有し広めることが出来るなどちゃんと利用していればとても優れたソフトだったのだが
 悪用する者たちによってファイル共有ソフト=違法ソフトと言う認識になってしまい。
 当時天才プログラマーとすら言われていたWinnyの製作者が逮捕され、せっかくの才能が潰されてしまった。
 
 今回のAIイラストも悪用する人間が悪いのであって、技術自体は素晴らしいものなのだが、当時のWinnyと同じようにAIイラスト自体が悪とされ排除しようとするようになっているのはものすごく損する方向に進んでしまっている。



・結局、技術の発展と新技術に対する追いついていない法律が全ての始まりと原因


 Winny(ファイル共有ソフト)がここまで違法ソフトだと悪名高くなってしまった原因には、長く本当に長い年月の間Winnyでの違法ダウンロードが野放しにされてしまった事が原因だと考えられる。
 アップロード者は明確に犯罪者だとはされていたが、ダウンロードした人達に対する対応が本当に遅かった。
 これが問題になり始めた早期の段階(問題となったのは蔓延していたので遅くはあったが)でダウンロードしたものにもしっかりと罰則が与えられて、どんどん逮捕してしまっていたら印象は違ったのではないだろうか。
 
 AIイラストも結局のところ、学習教材に著作物を無許可で利用して出力することが問題であり、著作権の問題を解決してしまえばAIイラストを攻撃するる大義名分は失われる。
 そうなると問題となるのは、多くのイラストレーターが簡単にイラストを作られてしまう事により価値が下がり職を失ってしまうのではと言う問題だが。
 これに関しては様々な分野で工業化によって職が奪われてきたという歴史があり、仕方のない部分であり
 逆に、この技術を取り入れて活用できる人や、デジタルを用いないイラストなどの価値が上がる可能性は全然ある。
 高品質な衣類が工場生産されるようになっても、手作りの衣類の価値が完全になくなったわけでは無いのと同じように別の価値を作っていくことが大事になるのは多分すべての分野で起きている事でそれを避ける事はできないのではないだろうか。
 ここ十数年で以前より足りように増えたイラストレーターが今度は時代に適応できるものとできない者が二分される時代が来るのかもしれない。

最後に
 
 まず国がちゃんとこの問題を認識して、Winnyの時の様に放置せずに著作物を無許可でAIに学習させるのは著作権違反となる様にする。
 どうやって検出するかと言う問題はあるが、ひとまずは著作物を学習素材にして良いか悪いかをはっきりさせるのは非常に大事な事。
 
 この技術が悪用されるだけのもったい無いものになることなく、今後のイラスト業界やゲーム業界、様々な分野の発展に役立てるように進むことを切に願う
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プロフィール

AZEL

Author:AZEL
個人サークル「ありえ~る」にて同人誌などちょこちょこやってました。
コロナタイミングでなんやかんやで同人活動休止中、復活する予定も無い。
とは言え、ショートを書くのは好きなので隠れてちょいちょいやっとる。

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